マツ枯れについて��(2011.10.12)

マツの新芽はなぜ枯れるのかのつづき

写真27

いったい何がマツの新芽を食害したのか考えていると、目の前のマツ1の枝に焦点が合いました。そこには写真のようなイモムシがいました。いったいこいつは何物なのか?ひょっとしてこいつが食害したのか?





写真28

もしかして、他にもいるのではないかと、マツ1をくまなく探してみると、いました。梢端近くの幹で、今まさに葉を食べようと手繰り寄せているではありませんか。

葉を掴んでいる足を徐々に先端に移動し、弓なりになって葉の先端を引き寄せ、食べ始めました。見る間に半分まで食べてしまったところをパチリ・・・。で、1本食べ終わると動かなくなるのでした。



こいつが小さいときに新芽を食害したのか?と思いましたが、検索してみると違うようです。こちらのページによると、クロスズメといってスズメガの1種だそうです。といっても、私はスズメガという蛾が存在することすら今まで知らなかったわけですが、スズメガの仲間がまた沢山いることにも驚きです。

さらに検索していると、財団法人日本緑化センターのHPがヒットしました。こちらのページではマツの新梢の害虫としてマツノシンマダラメイガ、マツズアカシンムシ、マツツマアカシンムシなどを紹介しています。今まで観察してきたマツの新芽を枯らしたのは、これらの蛾の幼虫で間違いはないでしょう。

さらに鹿児島県森林技術総合センターのページでは、マツの害虫の一覧が紹介されています。マツはなんと害虫の多いことか!! これではマツはまっすぐ伸びることはできません。

ここで新梢という言葉が出てきましたが、新芽とどう区別するべきか考えました。マツの新芽にある雄花は4月下旬から5月上旬に開花し、花が終わると葉が伸びてきます。この葉が伸び始めたころから新梢と呼ぶことにします。

写真29

害虫による被害は新梢だけではありません。マツ2の枝の付け根には何かが穿入しています。新梢だけでなく実や幹も加害するというマツノシンマダラメイガでしょうか?斜め下に垂れた枝の葉は薄い黄色になっているので、やがて枯れると思います。





写真30

こちらはマツ4の上から2番目の枝部分の様子です。新芽の先端が何本もうなだれた様になって枯れていますが、ディプロディア病のようです。病原菌によるものだそうですが、虫も関与していそうな気がします。(つづく)



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