スギノアカネトラカミキリ?その後(2011.10.01)


写真1
すっかり忘れていましたが、右の枯れたスギが2月23日に葉が黄色くなって幹の裏側で無数の幼虫が死んでいたスギです。今はすっかり枯れて茶色になっています。

左の枯れたスギは2月には葉が緑でしたが、幹の裏側で無数の幼虫が死んでいました。2月に予想したとおり、今はすっかり枯れて茶色になっています。


写真2
左の枯れたスギの幹の裏側の様子です。ピンボケですが、2月頃とあまり変わっていません。

このカミキリについて検索してみました。こちらのサイトによると1世代は3年かかるということです。

要約すると、5〜6月頃枯れ枝に産卵。 

1年目、孵化して枯れ枝から幹の中へ入って食害、幹の中で越冬。

2年目、幹の中で夏に成虫になる、そのまま越冬。

3年目、春に枯枝から脱出。



ということは、1年目に幹から這い出してきて死んだことになります。しかし、死んでしまってはカミキリは子孫を残せません。カミキリはなぜこの2本のスギだけに、こんなにたくさんの卵を産みつけたのか?謎は深まるばかりです。

ここはヒノキ林の中にスギがいくつか植えられているわけですが、ほかにも数本のスギがあります。ほかのスギについて今後も観察を継続していくつもりです。


| いままでの観察目次 | HOME |