スギノアカネトラカミキリ?(2011.02.23)
写真1 今年1月には15mくらいの枯れたスギを数本見つけました。写真のスギは1月には異常はありませんでした。 ところが今日の観察では葉が黄色くなって枯れ始めています。やはり、これも昨年の猛暑のために乾燥して枯れてしまったのでしょうか。 写真2 ところが、幹の裏側を見てビックリです。白い虫が死んでヤニがからみついています。これがスギの害虫として知られているスギノアカネトラカミキリの幼虫でしょうか。それにしても数が多すぎます。 写真3 拡大するとこんな感じです。いままで観察していてこのスギが虫に食われているとは全く気がつきませんでした。死んだ姿はあまりに気持ち悪すぎです。 写真4 高いところでも死んでいます。だいたい3mくらいの高さまでビッシリです。いったいなぜ虫は死んだのでしょうか。 このスギの木が枯れたのは、この虫に食われたために枯れたのでしょうか。それとも、木が枯れたために虫は死んだのでしょうか。 わたしの推理では、おそらく後者です。まず昨年の猛暑で乾燥して枯れます。しかし外観からは枯れたことはすぐにわからず、年が明けた頃から枯れたことがわかるようになります。木が枯れたことにより虫は生きていけなくなり、木から這い出してきます。 しかし、季節は身も凍るほどの寒い冬です。虫たちは凍え死んでしまったのでしょう。ヤニがからみついたことも彼らには不幸でした。これが暖かい季節だったら隣の木に移ることもできたかもしれません。 なぜ先に木が枯れたと思うのか、それは虫に食われて穴だらけになったスギの木を見たことがあるからです。そのスギはヤニが出なくなるまで生き続けていました。枯れたのは虫の生活反応がなくなってからです。 とまあ、これは推理です。詳しい人がおられましたら情報をください。 追記 少し離れたところにもスギがありますが、やはり幹の裏側で同じ虫がたくさん死んでいます。まだ枯れたようには見えませんが、やがて枯れてくると思われます。 | いままでの観察目次 | HOME | |