今日の1枚(2008.05.01) (ハナミズキ)
ハナミズキは集合花です。
ほんとうの花びらは黄緑色です。
オシベには花粉が見えます。
先端が丸いのはまだ開花していません。


本日の観察
ヒノキ花粉は終わり、ナラ属の花粉も終わりました。
クロマツの花粉は終息期に入り、いまは赤松の雄花が開花しています。
針葉樹は開花が遅いものほど花粉の飛散期間が短くなりますね。


写真1 (アカマツ)
アカマツの雄花も開花しました。
クモの巣に花粉がついています。
クロマツより小さな雄花です。

写真2 (クロマツ)
雄花は開花すると急激に伸びて曲がります。
触れるとまだ花粉がこぼれます。

写真3 (クロマツ)
雌花は針葉樹では珍しく花らしい色です。
新芽の先端に1〜4個つきます。

写真4 (コノテガシワ)
雌花が2個あります。
葉の裏の白い線や模様はありません。
従ってどちらが表か裏か判断できません。
葉が垂直に展開するからでしょうか?


写真5 (アスナロ)
葉の巾が広く、肉厚です。
野山や森林ではまったく見かけません。
いままで見つけたのは1本だけです。

写真6 (アスナロ)
葉の裏の白い蝶のような模様も大型です。
サワラをアスナロと間違えている表記もあります。
二つを見比べると子どもと大人ほどの違いがあります。
アスナロが少ないために間違いに気づくこともできないようです。

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