今日の1枚(2007.10.19) (ヤマブドウ)
色とりどりに変色しています。
まるで宝石のようです。

本日の観察
今年は夏が暑かったせいか雄花の数は多いようです。
かといって、とびぬけて多いわけではありません。
珍しく雄花をつけているスギもあれば、例年より雄花が少ないスギもあります。
ここで総合的に雄花の数の多い少ないを断定するのはかなり難しいところです。
しかし、秋に花粉を飛ばしそうな雄花は異常に多いのです。
しかも花粉を飛ばしそうな雄花をつけたスギの木も多いのです。


写真1 (スギh6)
昨日花粉の飛散するところを確認しました。
雄花のまわりに花粉が付着しているのが見えます。
10月に花粉の飛散を確認したのは2004年以来です。

写真2 (スギh7)
こぼれる花粉を椿の葉で受け止めてみました。
花粉が少ないので苦労しました。

写真3 (スギf1)
花粉を飛ばす雄花は黄色く変色してから花粉を飛ばします。
その後、徐々に色が濃くなり枯れていきます。
完全な開花ではないので、花粉は雄花に残っていることが多くあります。

写真4 (スギg2)
これはまだ花粉を飛ばしていません。
11月には開花するかもしれません。

写真5 (スギg9)
このスギは多数の雄花が変色しています。
色が濃いのでかなり前に開花したと思われます。
おそらく10月の始めごろ花粉を飛ばしたのではないでしょうか?

写真6 (スギg12)
このスギは毎年多数の雄花が変色します。
変色した雄花は花粉を飛ばす間も無く落下してしまいます。
今年は雄花が異常に少ない。

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